お弁当が本当に節約になるかどうか、疑問に思ってる人も多いと思います。
実際に、お弁当をつくる労力や時間、材料などを考えると節約になるとは言えないこともあったりします。
「お弁当を作る」というだけでは「節約」には結びつきません。
要は、節約のためにどんな工夫をするのかがポイントになります。
お弁当は節約になる?
答えはYesでもあり、Noでもあります。
これは
ダイエットすれば本当に痩せる?
と同じこと。
ダイエットをするにも、自分に合ったやり方や、体調、精神的な負担もあるし、すべての人に対して「痩せる」と一言で答えられるものではないですよね。
痩せてもっとおしゃれがしたいから
彼氏にかわいいと思われたいから
健康診断の結果が怖いから
膝に負担がかかるから
食べすぎちゃうから
ダイエットをするにもそれぞれに理由があります。
その理由がダイエットの目的で、ダイエットは目的を達成するための手段です。
そしてひとりひとりの生活環境や身体も違います。
それはお弁当も同じ。
コンビニ弁当が苦手だから
ランチをとる場所がないから
好きなものだけ食べたいから
SNSにアップしたいから
それぞれ違った環境で、味付けや食べ慣れているものにも違いがあります。
その中で、それぞれに見合った「節約」という目的を達成するための手段としてお弁当を考えてみて下さい。
どんな環境であっても、目的があれば、節約に繋がります。
節約の度合を決める
節約するためにお弁当を作っている人は、もうすでに要領を得ていると思いますが、「節約できるならお弁当に変えたい」と思っている人や、「お弁当で昼食代を浮かしたい」とこれからの生活に備えてお弁当を作ろうと思っている人は、実際の節約の度合をチェックしておくことをおすすめします。
お弁当を作り始めたのはいいけど全然節約になってない、むしろ出費がかさむ上にお弁当作りにかかる日々の負担が多い、なんてこともあります。
これもまた、ダイエットと同様、目標設定が大事。
現状体重と目標体重の設定です。
どれくらいの節約ができますか?
では、一体、お弁当持参でどれくらいの節約になるでしょう?
外食の場合は、おおよその金額が簡単に計算できるので、一か月分で計算します。
新生活などで、これからお昼ご飯代が必要になるという場合は外食した場合を想定して、計算してみてください。
ランチの金額は、地域やお店によっても変わってきますが、週休2日で毎日500円のランチを食べたとします。
すると、一か月で約2万円。
外食ランチが500円で済むかどうかわかりませんが、この場合、月に2万円以下でお弁当が作れるのであれば節約できるということです。
「お弁当で節約」を実行したとき、この「2万円」が浮くと錯覚する人も多いですが、手作りお弁当だから「0円」なんてことはありません。
普通に考えればわかることなのですが、食べるときにお金を払っていないだけで、家族の誰かが作ってくれたお弁当だって、ちゃんとお金がかかっています。
「一か月毎日のお弁当にかかるお金」が、「一か月外食ランチの2万円より少しでも少なく」することができれば、お弁当で節約できる、ということです。
お弁当作りに必要な変化と試練
ほんの少し、朝の生活が変わる負担を考慮してください。
お弁当のために、いつもより少し早く起きなきゃいけません。
私は朝が本当に苦手です。
10年お弁当を作っていても、今も変わらず朝早く起きることが、私にとって一番の苦労と言っても過言ではないです。
私の苦手な朝については、また雑記にでも書いてみます(^^;)
無駄な出費になるかもしれません。
お弁当を作ろう!と思うと、まず一番にお弁当箱。
曲げわっぱがいいなぁとか、ステンレスがいいなぁとか、お弁当箱選びがしたくなります。
他にも、お箸やカップ、これからお弁当を作るのに必要な道具をそろえると、わずかであっても初期投資が必要です。
実際にお弁当を作り始めて、やっぱり無理だ・・・と心が折れたら、節約どころか、不要な出費だけで終わってしまします。
周りの目
ランチタイムはもともと一人で過ごす、という人には関係ないかもしれませんが、お昼時、周りの目が気になるって人はいるかもしれません。
ご主人が「○○さんお弁当持ってきてた」と言われてるかもしれないです。
私の夫の場合、毎日事務員の方がお弁当を見にくるんだそうです。
お弁当持参の学校に通うお子さんのお弁当は作るしかないのでしょうがないですが、これまで外食だったご主人のお昼ご飯をお弁当持参に変更しようとするなら「お弁当作ろうと思うけど、、、」ってことは事前に話しておいた方がいいかもしれないですね。
他にも、冷蔵庫がないとか、調理スペースがないとか、同居人との都合など、それぞれにお弁当を作ったり、食べたりするための試練があるかもしれません。
それらのことがクリアできたら、いよいよ節約お弁当がはじまります。
節約お弁当の基本は、ストレスをためないこと
食品売り場には手軽でおいしい冷凍食品がいろいろ販売されています。
節約お弁当だから手作りというわけではなく、利用できるものは最大限に利用して、自分が楽につくれることが大事だと思います。
ただし、注意も必要。
業務スーパーでお得な冷凍素材を買い込んでも、揚げたり炒めたりというひと手間が必要なこともあります。
入れるだけで済むの自然解凍の冷凍食品でクリアしようとすると、だいたい6個入り300円くらいでしょうか。
割とお手頃だったりもしますが、実際の商品を開けてみると、お弁当用だけあって、その一つ一つが意外に小さいことがわかります。
我が家の場合、夫のお弁当箱に入れようとすると、最低2個づつ入れないと隙間だらけです。
となると、一週間に倍の量が必要です。
さらに、連日全く同じおかずで満足できればいいのですが、正直飽きてしまいます。
そのうち3種、4種といろんな冷凍食品を買い込んで、冷凍庫から無言の圧力。
地味なストレスが日々溜まっていきます。
「節約」は「制約」
心のどこかで、なんらかの我慢を強いられるという精神的な負担があるので、節約を考えるだけでもかなりストレスになってしまいます。
だから、できるだけ呑気に楽しむことが基本。
我慢することと楽しむこと、この相反する気持ちを同時にクリアすることが工夫をするということになります。
工夫だって真似をすればいいし、無理はしない。
それでも、達成感は翌日のお弁当に繋がって、アイデアや発見などを得る機会に巡り合えたりします。
お弁当は節約になります!
節約を目的としてお弁当を作ろうと思うのなら、自分の目的は節約と決めて実行あるのみです。
インスタなどでは、きれいでおいしそうなお弁当もいっぱい並んでいますが、きっとそれはお弁当を作る目的が違う。
手間だったり、時間だったり、写真そのものだったり、たくさんのアイデアが詰め込まれていたり、その人の目的の中にあるお弁当です。
表題:お弁当は本当に節約になる?
答えは、Yesです。
ただし、節約が目的の場合です。
我が家がその一例です。
ただ、基本の目的が違う工夫やアイデアもたくさんあります。
きれいに盛り付けるアイデア
楽する作り置きのアイデア
味を追求するアイデア
などなど・・・今の時代、お弁当も多様化していて素晴らしいアイデアであふれています。
その中から、節約に見合ったアイデアを取り入れてみてください。
作りながら気づくことで、余裕も生まれてくると思います。
「節約のためのお弁当」と目的がはっきりしていれば、数々あるアイデアの中で目的に沿ったアイデアを見つけることができて、確実に節約に繋がっていくと思います。
節約のためと言いながら、簡単便利なお弁当グッズを次々と買っていたら、便利にはなっても節約になるとは限りません。
「節約」を最初の判断基準にしておくといいと思います。
正直、絶対的な節約をしたいなら、昼ご飯を我慢するとか、ごはんに梅干だけにするとか、なんだってできるのです。
私がひとり身で本気の節約をするとしたら、間違いなくお昼ご飯抜きを選択します(^^;)
ただ、やっぱりお昼が楽しみだったり、午後から頑張ろうと思えたり、またそう思ってほしい誰かのために作ったり、お弁当はそういうものでありたいと思って作っています。
当然、手抜きもありですが(*^-^*)
その中で見合った工夫を考えながら今日のお弁当があります。
具体的な工夫や、お弁当に関する疑問のあれこれは、今後も別の記事で書いていこうと思っています。
我が家のお弁当の目的は節約。
そして、私の家族への思いが毎日のお弁当です。
参考にしていただけたら嬉しいです。